水栓が低いためドラム式洗濯機が入らない!業者に頼まずに解決する方法(水栓変更)
新しい住居に引っ越したら洗濯物を干す場所がない!
長年縦型洗濯機を使用していましたが、ドラム式に買替することにしました。
その際に設置拒否された時に自力で設置したことを記事にしたいと思います。
前回は真下排水対策を紹介しました。
今回は排水の出っ張り対策を紹介します。
この記事を読むと
・水栓が原因でドラム式洗濯機購入を足踏みしている方へ水栓交換方法を提示できます。
※本記事では水栓の配管交換をいたします。
水漏れのリスクがありますので作業と作業後の漏れの確認をお願いいたします。
また、作業は自己責任になります。そこを承知のうえで作業実施をお願いいたします。
目次
- 現状と条件確認
- 購入部材の紹介
- 取付方法
① 現状と条件確認
最初に現状の状態を説明します。
こちらが自宅の洗面所間取り図になります。
問題として、下記の2点がありました。
1.防水パンの大きさが小さい(内寸60cm×60cm)
2.水栓の高さが110cmである点
購入機種(SHARP ES-W114)の寸法がこちら。
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先ほどの問題点に照らし合わせると
1.防水パンの大きさに対し、足寸法が前57.2cm、後58.0cmでギリギリ
→ 業者としてはギリギリ寸法では作業NG
2.水栓の高さ110cmはホースよりも低い想定
→ ホースと位置が違うので干渉しない
本体とは約2.5cmしかないので設置の際にぶつかる恐れあり
賃貸住宅で防水パンは交換できないので、水栓の高さ+出っ張りをなくすことにした。
※賃貸住宅の場合は、原状回復義務があります。
② 購入部材の紹介
出っ張りをなくすためには水栓を交換する必要があります。
候補は下記の2点、どちらも1/2インチ(25A)のオスねじでの接続になります。
・壁ピタ水栓 CB-L6
Panasonicから出ている製品になります。
・三栄水栓/SANEI 水栓金具【PY1735TV-13】ミニセラ洗濯機用水栓
今回はこちらを使用しました。
理由は少し価格が安かったことです。
・カクダイ 洗濯機用水栓 ストッパーつき 732-000-13
こちらは高さが100mmと150mmの2パターンを選べます。
工具:モンキー、パイプレンチ、ウォーターポンプなどの配管工具を2本
備品:タオル1枚、シールテープ
③ 取付方法
1.水を止める
初めに水道管のバルブを閉めます。
水道管のバルブの場所は各家庭によって違うので確認願います。
賃貸住宅の場合は玄関横のBOX内にあることが多いです。
(水道屋さんがメーター見たりします。)
2.すべての水道を開ける(出てくる水を最小にするため)
3.洗濯機用の水栓を工具を使用して外す
外したら、すぐにタオルをして水が壁の中に流れないように処置する。
4.配管内に残っているシールテープを取り除く。
5.取り付ける配管のねじ部分にシールテープを取り付ける。
6.配管を取り付ける。
注意点:回す範囲に障害物がないことに注意する。
回る分のスペース確保をしましょう。
7.ホースを取り付け、水を通す。
洗濯機に接続している場合:ゆっくり開栓すること。
8.水漏れがないことを確認し、作業完了。
今回私がつけた状態。
※配管が奥に入っていたのでニップル(雄ネジ)とエルボ(90度曲げる配管)を取り付けてます。
配管を伸ばしたので壁ピタではなかったですが、5.5cm出っ張りまた、高さは115㎝まで高くできました。
※交換前は11cmの出っ張り、高さは110cmでした。
まとめ
・水栓を交換することで下記の状態になりました。
洗濯機の寸法 | 交換前 | 交換後 | |
壁からの距離 | – | 11cm | 5.5cm |
高さ | 107.5cm (ホース除く) | 110cm (対洗濯機 2.5cm) | 115cm (対洗濯機 7.5cm) |
・高さでの余裕ができたので耐震用のゴムマットを洗濯機の足に付けました。
振動も減り、満足しております。
場所に余裕がなくて設置できないと考えている方がいましたら、参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。